なぜ父と母を敬うのか~父なる神との愛の関係

お盆・祈りを深める一週間 第2日

中山創(著者) - 2024年 08月 11日  - 

「毒親」という言葉があります。ネグレクトや、DV、親による子どもの支配というような子どもに悪影響を及ぼす親を指す言葉として用いられているようです。自分の親がこのような「毒親」である場合、父親や母親という存在は尊敬すべき存在だと思えない、または尊敬することができないという方もいるでしょう。

しかし聖書は私たちに「父と母を敬え」と命じています。これだけ聞くと親が子どもに対して愛と優しさを示す必要はないように聞こえるかも知れません。しかしエペソ人への手紙6章4節では「父と母を敬え」という教えに続いてこのように記されています。

『父たちよ。自分の子どもたちを怒らせてはいけません。むしろ、主の教育と訓戒によって育てなさい。』

エペソ6:4

主の教育と訓戒とは、愛なる神の教えのことです。聖書は親に対して子どもに対して神の愛と優しさを教えることを求めています。

私には4歳と2歳の娘達が与えられています。親になって思うことは、親は決して完璧な存在ではないということです。私は自己愛によって、彼女たちに対して怒りをぶつけてしまいそうになる自分がいることに親になって気付かされました。実際にはこのように親が子どもに愛を示すことが難しい時があります。「親」もそして「子」も完全ではないのです。

しかし、天の父である神は完全な愛で満ちている方です。神は人を愛しているが故にこの美しい世界を創りましたが、神の民は何度も神を裏切りました。しかし、神は神の民を決して見捨てず、さらに長子である御子イエスキリストを(私たちを神の養子とするために)この地上に送ってくださったのです。これが聖書が記している天の父の愛です。この揺るがない愛で満たされる時に、私たちは「父と母を敬う」ことへと向かわされるのです。この祈りを深める一週間は、第五戒の教えを通して神の豊かな愛をより深く知ることができるように祈り求めましょう。主イエス・キリストの父である神、憐れみ深い父、あらゆる慰めに満ちた神がほめたたえられますように。

祈祷課題

  1. キリストが人々を愛したように、私たちも親を愛することができますように、主の助けを祈り求めましょう。
  2. 全世界の親が子どもに対して豊かな愛を注ぐことが出来るように、真の神様の愛が満ち溢れるように祈りましょう。
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