変わることができる

11月17日 第322日

ジョン・パイパー(著者) 、楠 望(翻訳) - 2024年 11月 17日  - 

真理に基づく義と聖をもって、神にかたどり造られた新しい人を着ることでした。

エペソ人への手紙4:24

キリスト教は、変わることが可能であると教えます。それも、深い根本的な変化です。かつて冷淡で無神経だった人が、優しい心を持つようになることも可能です。苦々しさや怒りに支配されていた人が、解放されることも可能です。どのような背景を持っていたとしても、人は愛に満ちた人間へと変えられるのです。

聖書は、神こそが私たちを変わるべき姿に変える決定的要因であるとしています。聖書は驚くほどはっきりと、「一切の悪意とともに、すべて捨て去り」、そして「優しい心」を持ちなさいと教えています(エペソ4:31-32)。決して、「もしできれば……」、「あなたの両親が優しい心を持っているなら……」、「もしあなたがひどく虐げられているなら……」とは言いません。ただ「優しい心」を持ちなさい、と言っているのです。

これは、自由を与えるすばらしいことばです。自分が変わることなど到底不可能だ、というような恐ろしい宿命論から私たちを解放します。今までの背景がそのまま自分の運命を決めてしまうという機械的な考えにも囚われません。

そして神の命令には常に、私たちを解放し、人生を変えてしまうほどの真理が伴います。私たちはその真理を信じるのです。例えば、次のような真理です。

  • 神は私たちを子としてくださいます。私たちには、新しい父(父なる神)と新しい家族が与えられます。これによって、「自分の生まれ育った家庭」が持つ宿命的な力は打ち破られます。「あなた方は地上で、だれかを自分たちの父と呼んではいけません。あなたがたの父はただ一人、天におられる父だけです」(マタイ23:9)。
  • 神は私たちを子として愛してくださいます。私たちは「愛されている子ども」です(エペソ5:1)。神の愛に倣いなさい、という命令は、根拠のない宙に浮いたようなものではありません。この命令は力とともに与えられているのです。「愛されている子どもらしく、神に倣う者となりなさい。」 「愛しなさい」というのは命令です。しかし神に愛されていること自体が、力なのです。
  • 神はキリストにあって私たちを赦してくださいます神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように(エペソ4:32)、私たちも優しい心で互いに赦し合うべきです。神さまがキリストにあって成されたみわざは、何と力強いものでしょうか。このみわざによって、変化が可能になったのです。優しい心を持ちなさいという命令は、あなたの両親があなたにしたことより、神があなたのためにしてくださったことに大きく関わっています。このような命令は、あなたが変わることができることを示しているのです。
  • キリストはあなたを愛し、あなたのためにご自分のいのちをささげました。「愛のうちに歩みなさい。キリストも私たちを愛し[ました]」(エペソ5:2)。この命令には、人生を変えるほどの真理が伴います。それは、「キリストはあなたを愛された」という真理です。愛を実践する機会が訪れたとして、頭の中で「おまえは愛のある人間じゃない」というような声が聞こえたとしたら、こう反論してください。「キリストは私を愛してくださり、私はその愛によって新しい人に変えられたのです。愛しなさい、という主の命令は、キリストの愛の約束が真実であるなら、私にとって実現可能なのです。」

宿命論を語る者になってはいけません。クリスチャンとして振る舞ってください。あなたは変わることができます。神は生きておられます。キリストはよみがえられました。聖書の約束は、真実です。

聖書 新改訳2017©新日本聖書刊行会

THIS ARTICLE HAS BEEN TRANSLATED AND USED WITH PERMISSION FROM DESIRING GOD. THE ORIGINAL CAN BE READ HERE, Change Is Possible.
この記事は「DESIRING GOD」から許可を得て、英語の原文を翻訳したものです。原文はこちらからご覧いただけます:Change Is Possible.