思い返す:感謝とお祝い

12月29日 第2日

神戸輝明(著者) - 2023年 12月 29日  - 

わがたましいよ をほめたたえよ。

私のうちにあるすべてのものよ 

聖なる御名をほめたたえよ。

わがたましいよ をほめたたえよ。

主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな。

詩篇103:1-2

今年も今日を含め、残り3日となりました。この一年はあなたにとってどのような年でしたか。うれしかったこと、悲しかったこと、苦しかったこと、楽しかったこと、様々なことがあったと思います。しかし、今日まず思い返して頂きたいことは、主が良くしてくださったことです。

今日の聖句の中で著者は自分自身のたましいに向かって「主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな」と命じています。

私たちは痛みや苦しみに対してはとても敏感である一方、主の恵みについてはあまりにも鈍感であるからかもしれません。「神様、なぜ私にこんな悪いことが与えられるのですか?」と問いかけることはあっても「神様、なぜ私にこんな良いことが与えられるのですか?」と問うことはほとんどありません。

しかし、今年もあなたに注がれた恵みは決して当たり前ではありません。今日、静まって主があなたに良くしてくださったことを思い返してみましょう。できれば書き出してみても良いかもしれません。その一つ一つを思い返すとき、主への感謝が湧き上がってくるはずです。

また、このように考え始めると、実は苦しかったことや悲しかったことの中にさえ主の恵みが注がれていたことにも気づくのではないでしょうか。病になったり、自分や他人の罪のせいで苦しんだり、愚かな選択によって傷ついたり、そんな出来事があったときでさえ、それを贖ってくださる主の恵みがどれほど大きなものであるかを体験するときとなるのです。

主の愛と恵みは、私たちの不完全さ、弱さ、罪、悪、全てを覆いつくしてしまうほどに圧倒的なものです。主に感謝し、そのみわざをお祝いしましょう。

主は良いお方なのです。

祈祷課題

  • 主の恵みをすぐに忘れてしまう自分にあわれみを求めて、恵みを思い出せるように
  • この年、主が良くしてくださったことを一つ一つ具体的に思い返し、感謝しましょう
  • 主のすばらしさ、主のみわざを祝い、主の聖名をあがめましょう
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