大晦日の朝を迎えました。あなたはイエス様をお迎えするマルタのように、やるべきことで頭の中がいっぱいかもしれません。しかし今、マリアのように主の御言葉に聞くひと時を持っていきたいと思います。
「しかし、今でも――主のことば――
心のすべてをもって、断食と涙と嘆きをもって、
わたしのもとに帰れ。」
衣ではなく、あなたがたの心を引き裂け。
あなたがたの神、主に立ち返れ。
主は情け深く、あわれみ深い。
怒るのに遅く、恵み豊かで、
わざわいを思い直してくださる。
ヨエル書2:12-13
イスラエルの民に対する主の言葉から始まっています。「わたしのもとに帰れ。」つまり悔い改めへと招いているのです。日本では、悔い改めとは後悔することというイメージがありますが、聖書的な悔い改めとは、方向転換です。
自分のした悪を認め、告白し、そして神様の方へと向きを変え、帰ることです。ルカの福音書15章に書かれている放蕩息子の物語はまさに悔い改めの物語です。
さらに本箇所では、「心のすべてをもって」、また「あなたがたの心を引き裂け。」と、行動ではなく心に焦点を当てています。「何を見張るよりも、あなたの心を見守れ。いのちの泉はここから湧く。」(箴言4:23)とあるように、私たちの霊的な源である心が変えられることが真の悔い改めだからです。
では、どうして私たちが心から罪を告白し、悔い改めることができるのでしょうか。それは、「主が情け深く、あわれみ深く、怒るのに遅く、恵み豊かで、わざわいを思い直してくださる」方だからです。どんな罪も告白し、悔い改めることによって神様は必ず赦してくださる方だと知っているからこそ、私たちは真の悔い改めへと導かれるのです。
祈祷課題
- 罪人である私を赦し、関係を持ってくださる神様のご性質を豊かに知ることができるように
- 罪を愛する心から、神様を愛する心へと変えられていくように
- 悔い改め、聖化された者一人ひとりが、置かれた場所で地の塩・世の光として生きられるように