私は大学三年生の時に聖書と出会いました。聖書の中で「あなたの父と母を敬え(出エジプト20:12)」という言葉を知りました。
母のことはある程度敬うことは容易でした。産んでくれてありがとう、育ててくれてありがとうと素直に思うことが出来ました。しかし、父のことを敬うことはまったく出来ませんでした。
海外へ宣教に行くことになり、洗礼を受けたいと父に伝えたところ、親子の縁を切ると言われました。その時は勘当されてもいいと思ったのですが、祈りの中で「その決断は愛から出ているのか?怒りから出ているのか?」と問われました。ここで親子の縁を切ってしまったら誰が両親に福音を伝えるのかとも考え、今は洗礼を受けることはやめておくけど、イエス・キリストを救い主だと信じていることは変わらないと伝えることが出来ました。
そんなやり取りの中、もう一度「あなたの父と母を敬え。」という言葉が神の御心であることを思い出し、「御心の祈りなら絶対に叶えてくださる神様、父と母を敬うことが出来るように変えて下さい」と祈るようになりました。
何年もの時間が経ち、状況が変わったわけでも、父が変わったわけでもありませんが、不思議と父への感謝の思いがわき、父を敬うことが出来るようになっていました。もちろん今でも年を重ね、不平不満が多くなった父とぶつかることはしょっちゅうで、常に祈り続けなければ父母を敬うことは不可能です。しかし、私自身が弱く愛がない者であるのに関わらず、祈りによって変えてくださる神の力を体験し続けることが出来ていることに感謝です。これをお読みになったあなたも体験や感情をひとまず脇に置いて、祈ることから始めてみませんか。
祈祷課題
- 父と母を敬うことが神様の御心であることを思い出させて下さいと祈りましょう
- 「御心の祈りなら絶対に叶えてくださる神様、父と母を敬うことが出来るように変えて下さい」と祈り続けましょう
聖書 新改訳2017©新日本聖書刊行会