クリスマスの団結

12月20日 第355日

ジョン・パイパー(著者)、楠 望(翻訳)-  2023年 12月 20日 - 

その悪魔のわざを打ち破るために、神の御子が現れました。

(ヨハネの手紙第一3:8)

サタンの工場の製造ラインでは、毎日何百万もの罪が作り出されます。サタンはそれらを巨大な貨物輸送機に詰め込み、天に向けて飛ばし、神の御前に撒き散らしては、腹を抱えて絶えず笑っているのです。

製造ラインでは、フルタイムで働く人もいれば、仕事を辞めて離れ、たまにしか戻ってこない人もいます。

製造ラインでの仕事の一分一秒が、サタンにとって神を笑いものにする材料となります。罪はサタンの運営するビジネスです。なぜなら、サタンは神の光、美しさ、純潔さ、そしてその栄光を嫌っているからです。被造物がその創造主を疑い、不従順に歩むことほど、サタンを喜ばせるものはありません。

したがって、クリスマスは人にとって良い知らせであり、神にとっても良い知らせです。

「『キリスト・イエスは罪人を救うために世に来られた』ということばは真実であり、そのまま受け入れるに値するものです」(Iテモテ1:15)。これは、私たちにとって良い知らせです。

「その悪魔のわざを打ち破るために、神の御子が現れました」(Iヨハネ3:8b)。これは、神にとっても良い知らせです。

クリスマスが神にとって良い知らせであるのは、イエスがサタンの製造工場でストライキを起こし、率いるために来られたからです。イエスは工場に正面から足を踏み入れ、信仰を持つ者に団結を呼びかけ、大規模なボイコットを始められます。

クリスマスは、罪を作り出す製造工場でのストライキへの呼びかけです。経営陣との交渉も、取引もありません。ただひたすら、製品に断固反対するだけです。私たちはこれ以上、この製品を作り続けることはしません。

クリスマスの団結は、貨物輸送機を着陸させることを求めます。武力や暴力は使いません。ただ真理にのみ献身することで、サタンの産業がいのちを滅ぼすものであることが今に暴露されます。

クリスマスの団結は、工場の完全なる廃止が実現するまで諦めません。

罪が滅ぼされたとき、神の御名は完全にその非難から逃れます。もう誰も神の御名を笑うことはないでしょう。

もし今年のクリスマスに、神に贈り物を献げたいなら、罪の製造ラインから離れて二度と戻らないことです。そして、愛の隊列に加わるのです。神の威厳に満ちた御名が再び尊ばれ、神が正義の人々の称賛の中で栄光に輝くそのときまで、あなたもクリスマスの団結に加わろうではありませんか。

 聖書 新改訳2017©新日本聖書刊行会

THIS ARTICLE HAS BEEN TRANSLATED AND USED WITH PERMISSION FROM DESIRING GOD. THE ORIGINAL CAN BE READ HERE, Christmas Solidarity.
この記事は「DESIRING GOD」から許可を得て、英語の原文を翻訳したものです。原文はこちらからご覧いただけます:Christmas Solidarity