恵みの三つの時制

8月11日 第224日

ジョン・パイパー(著者) 、楠 望(翻訳) - 2024年 08月 11日  - 

私たちはいつも、あなたがたのために祈っています。どうか私たちの神が、あなたがたを召しにふさわしい者にし、また御力によって、善を求めるあらゆる願いと、信仰から出た働きを実現してくださいますように。それは、私たちの神であり主であるイエス・キリストの恵みによって、私たちの主イエスの名があなたがたの間であがめられ、あなたがたも主にあって栄光を受けるためです。

(テサロニケ人への手紙第二1:11-12)

恵みとは、私たちがそれに値しないときに、なおも良いことをしてくださるという神の気質というだけではありません(これを「ふさわしくない恵み」と呼びます)。神の恵みは、私たちの人生に働きかけ、私たちのうちに、私たちのために、良いことを行ってくださる神の力でもあります。私たちはこの力にも、ふさわしくはありません。

パウロによると、私たちは「御力によって」(11節)、善を求めるあらゆる願いを実現します。さらにパウロは、12節の終わりに、「私たちの神であり主であるイエス・キリストの恵みによって」、と付け加えました。私たちの人生に働きかけ、キリストを崇める従順を可能にする力は、ひたすらに神の恵みによるのです。

このことは、コリント人への手紙第一15章10節にも書かれてあります。

神の恵みによって、私は今の私になりました。そして、私に対するこの神の恵みは無駄にはならず、私はほかのすべての使徒たちよりも多く働きました。働いたのは私ではなく、私とともにあった神の恵みなのです。

すなわち、恵みとは、能動的で、現在のものであり、変化を起こすものであり、従順を可能にする力です。

したがって、神がある時点であなたに与えるこの恵みの力は、過去でもあり将来でもあります。それはあなたのためにすでに何かをした力であり、過去のものです。そしてさらに何かをしようとする力なので、将来でもあります。それは、今から5秒後かもしれませんし、500万年後かもしれません。

神の恵みは、将来の恵みの川から絶えず流れ込む、現在という滝の尽きることのない水の流れであり、それは増え続ける過去の貯水池へと流れ落ちていきます。今から5分の間に、あなたは将来から流れ込む持続的な恵みを受け取るでしょう。このことにあなたは信頼し、またその5分間ぶんの恵みを、過去の貯水池に貯めるのです。その恵みに、感謝を捧げようではありませんか。

聖書 新改訳2017©新日本聖書刊行会

THIS ARTICLE HAS BEEN TRANSLATED AND USED WITH PERMISSION FROM DESIRING GOD. THE ORIGINAL CAN BE READ HERE, The Different Tenses of Grace .
この記事は「DESIRING GOD」から許可を得て、英語の原文を翻訳したものです。原文はこちらからご覧いただけます:The Different Tenses of Grace .