神の最善の約束

3月21日 第81日

ジョン・パイパー(著者) 、楠 望(翻訳) - 2024年 03月 21日  - 

キリストは肉において苦しみを受けられたのですから、あなたがたも同じ心構えで自分自身を武装しなさい。肉において苦しみを受けた人は、罪との関わりを断っているのです。

(ペテロの手紙第一4:1)

神の将来の恵みの約束で、最も広範囲におよぶ約束はローマ人への手紙8章32節です。私にとってこの一節は、聖書の中で最も大切な聖句です。その理由の一つは、この約束の絶大なる包容力ゆえに、私の人生、そして宣教の働きにおいて、実質上どのようなときでもすぐに私を助けてくれるからです。私の人生の中でこの約束が当てはまらないような状況は一度もありませんし、この先もきっとないでしょう。

この包容力のある約束は、この一節だけでは最も大切な聖句にはならないでしょう。他にも、全面的な約束を与える聖句はあります。詩篇84篇11節がその一つです。「主は……誠実に歩む者に良いものを拒まれません。」 コリント人への手紙第一3章21-23節もあります。「すべては、あなたがたのものです。パウロであれ、アポロであれ、ケファであれ、また世界であれ、いのちであれ、死であれ、また現在のものであれ、未来のものであれ、すべてはあなたがたのもの、あなたがたはキリストのもの、キリストは神のものです。」 この言葉以上に、この約束の壮大さと領域の広さを言い表すことはできないでしょう。

しかし、ローマ人への手紙8章32節がとりわけ格別なのは、その約束の論理であり、その約束の確かさが、限りなく誇りとする御子に対する神の愛に匹敵するほどに、堅固で揺るがないものであるからです。

ローマ人への手紙8章32節には、あまりに強い、堅固な、確かな土台と保証があるため、この約束が破られる可能性はまったくもって皆無です。これこそが、混乱の時代においても変わることのない、力ある約束です。他のいかなるものがくじけようとも、失望しようとも、失敗しようとも、この広範囲におよぶ将来の恵みの約束は、決して損なわれません。

「私たちすべてのために、ご自分の御子さえ惜しむことなく死に渡された神が……」 これこそが、土台です。これが真実ならば、神は絶対的な確信を持って、御子をお与えになった人々にすべてのものをお与えになると、天の論理が証言します!

 聖書 新改訳2017©新日本聖書刊行会

THIS ARTICLE HAS BEEN TRANSLATED AND USED WITH PERMISSION FROM DESIRING GOD. THE ORIGINAL CAN BE READ HERE, God’s Best Promise.
この記事は「DESIRING GOD」から許可を得て、英語の原文を翻訳したものです。原文はこちらからご覧いただけます: God’s Best Promise